2007年07月03日

いちばん簡単なキャラづくりの方法(メガネ男子・メガネ女子)

現代の漫画において、最も重要な要素といえるものが「キャラクター」です。
「キャラが弱い」とかいう、あの「キャラ」のことです。
個性や特徴などと言い換えてもいいでしょう。
たとえば、ネーム会議などに、同じような面白さのふたつの漫画がかけられたなら、確実にキャラの強い方が評価されます。

キャラづくりには、いろんな方法が用いられます。
たとえば、『ドラゴンボール』の孫悟空は「オラ」という第一人称を使います。
これは「口癖」でキャラづけをしています。
『魔人探偵脳噛ネウロ』の桂木弥子は、なによりもたべることが好き、という「嗜好」でキャラづけをなされています。
こうした、いわば中身(ネーム)におけるキャラづくりも大切ですが、見た目(絵)においてもキャラづくりは大事です。

見た目におけるキャラづくりは、描き分けの技術と直結します。
かくいう自分は、見た目でキャラに個性を持たせることが大の苦手です。
平々凡々な人物しか描くことができません。
絵の趣味指向も、どちらかといえばリアル指向ですので、不自然な顔のパーツや奇抜な髪型を使うことにもやや抵抗を覚えてしまいます。
そんな僕と同じような悩みを持つ人間にとって、一番かんたんな見た目におけるキャラづくりの方法は、キャラにメガネをかけさせることです。
一見地味な解決法ですが、顔に装飾物がついている、ということは、意外にインパクトがあるものです。
メガネをかけている人が「メガネくん」というあだ名を付けられることが多々あるのがよい例でしょう。
平凡な人物も、メガネをかけさせれば、少なくとも「メガネをかけたやつ」というキャラクターがつくのです。
実際に、さまぁ〜ずの大竹さんは、キャラ作りのためにメガネをかけています。
もともと全然目も悪くないのですが、キャラクターが弱かったので、事務所から「メガネをかけろ」と言われたそうです。
そんなメガネを描くときに参考になるのがこれです。


アイウエア・スタイルブック
アイウエア・スタイルブック


この本には、いろいろな種類のメガネが載っているので、とても便利です。
しかし、鼻当てやつるの部分など、写真では分かりにくい部分の構造を実際に確認するためにも、ひとつは実物を持っておいた方がいいと思います。
最近のメガネは安価で、しかも短時間で入手できますので、ケチケチせずに購入しておくと、リアルなメガネの感覚をつかむのに非常に役立ちます。

次に、実際にメガネをかけている人物ばかりが載っている写真集を男女別に紹介します。


メガネ男子
メガネ男子

メガネマガジン
メガネマガジン

ビジョメガネ
ビジョメガネ

ガールズメガネ
ガールズメガネ


上2冊が男子、下2冊が女子です。
こうした写真集は、メガネをかけた人物を描くときにとても役立ちます。
「キャラにメガネをかけさせるだけじゃないか」と思われる方も多いかと思いますが、実際に描いてみると案外難しいものです。
正面顔ならまだ簡単ですが、横向き、斜め向きになると、メガネは複雑な様相を呈してきます。
やはりしっかりしたものを描くには、上記の参考資料を用いた方が確実です。

しかし、こうした本が発行されていることからも分かるのですが、最近メガネはちょっとしたブームになっているようです。
また、こうしたブームには、漫画の中のキャラが一役買うこともあるようです。
最近の例では、『ハチミツとクローバー』に出てくる真山というメガネキャラが人気で、その影響からか銀縁メガネとふわふわパーマの男性が好きだという女性が一時期増えたのだとか…。
どうせならハチクロの真山のように、現実にも影響を与えるくらいの、魅力的なメガネキャラがつくれるといいですね。
posted by 一〇 at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 衣装 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月04日

ファンタジー世界の住人が着るものは(民族衣装あれこれ)


ファンタジーものの漫画を描くとき、その衣装に困ったことはありませんか?
現代ものなら、雑誌や写真、はては自分の持っている洋服まで、いくらでも参考にできるものがあるのですが、ことファンタジーものになると、参考にできるものは限られてきます。

僕は今までに、現代ものの漫画しか仕上げたことはないのですが、プロット段階ではファンタジーものも幾つかストックがあります。
それを明確なかたちにしてみようと思い、まずはキャラの具体的なイメージをつくろうと落書きを始めたのですが、想像力が貧困であるせいか、そのキャラがどんな服を着るのかまったくイメージがわかないという事態に陥ってしまいました。
ファンタジーもののRPGも人並みにはしたことがあるのですが、登場人物がどのような服装をしていたかは、全くと言っていいほど思い出せません…。
そんなときに役立ったのが、民族衣装の資料です。
民族衣装は、ファンタジーものの世界観にぴったりです。


民族衣装
民族衣装


まずは定番、オーギュスト・ラシネの文庫シリーズのものです。
これは手軽な文庫サイズで、値段もかなり安いので、「ファンタジーものは描かない」という人でも持っておいて損はないと思います。
ただ、やっぱり値段に見合った内容ではあるので、ファンタジーものを比較的よく描くという人には、以下の資料がおすすめです。


コスチューム―中世衣裳カタログ
コスチューム―中世衣裳カタログ

世界の伝統服飾―衣服が語る民族・風土・こころ
世界の伝統服飾―衣服が語る民族・風土・こころ


こちらの二点は、上のラシネの文庫のものより、詳細な民族衣装の説明が記載されていますので、ファンタジー漫画の描き手にはおすすめです。
ファンタジーものは、漫画において主流ともいえるジャンルですので、この他にも、いわゆる漫画絵の衣装資料もたくさんでているのですが、個人的には「ちょっと絵癖が強すぎるなぁ」と思うものばかりですので、やはり上記の資料などを参考にした方が無難じゃないかなと思います。
その他、ファンタジーゲームの攻略本なども参考になるのですが、その中でもおすすめなのがこれです。


ファイナルファンタジータクティクス大全
ファイナルファンタジータクティクス大全
ファイナルファンタジータクティクス獅子戦争公式コンプリートガイド (SE-MOOK)
ファイナルファンタジータクティクス獅子戦争公式コンプリートガイド (SE-MOOK)



このゲームでは"ジョブチェンジ"という、いわゆる職業(騎士や魔導師など)選択的なシステムがあり、この攻略本には、その職業別のキャラのイラストが載っています。
つまり、ファンタジーにおける主要な衣装を着たさまざまなキャラが掲載されているので、非常に便利です。
しかも、このゲームのメインイラストレーターである吉田明彦さんのイラストは非常に魅力的ですので、見ているだけでも飽きません。
ただ、これをそのまま丸々参考にするとパクリになるだけですので、衣装のデフォルメの仕方などを参考にしつつ、上記のラシネの文庫本などと併用すると良いのではないでしょうか。

ファンタジーものの魅力は、まず「現代世界ではない」ことにあると思います。
その世界の住人が着用する衣装は、あなたが描くファンタジーの世界がどういうものなのか、ということを表すうえで、とても重要な要因になるはずです。
たかが衣装と高を括らずに、自分自身楽しみながら、魅力的な衣装をつくりだしていきましょう。
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posted by 一〇 at 01:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 衣装 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月23日

school girl(学校の制服あれこれ)

学校を舞台に漫画を描く時に、多く描く必要に迫られるのが制服です。
最近では、私服OKの学校もあるようですが、やはり生徒には制服を着せたほうが、学校らしく見えるというものですよね。
さて、漫画の中で、ひとつの学校しか出てこないのなら、自分の学生時代のアルバムを引っ張り出してくれば済むことですが、学校が複数出てくるとなると、当然制服も違ったものにしなければこんがらがっちゃいます。
また、別に学校がたくさん出てこなくても、制服のディテールにはこだわりたい、という人もいるかと思います。
制服を描くとき、参考になるのがこちら。


全国女子高生制服図鑑 旅立ち編
全国女子高生制服図鑑 旅立ち編
全国女子高生制服図鑑 出会い編
全国女子高生制服図鑑 出会い編


最近は制服の図鑑なんてものがあるんですね。
この他にも結構たくさん出てます。
ちょっと所持しているのが恥ずかしいですが(笑)、やっぱりあると便利です。

もうちょっとお洒落な感じの資料が欲しい人はこちら。


スクールガール
スクールガール


こちらは持っていてもあまり恥ずかしくありません(笑)
というか、写真集としての評価も高い名作ですし、見ているだけでも十分に楽しめるのでおすすめです。

ところで、個人的には男性の制服図鑑も探しているのですが、女性に較べると圧倒的に数が少ないです。
まぁ、男の制服なんて誰も興味ないのでしょうか。
需要が少ないんですね。
と、思っていたら、一冊見つけました。


男の制服図鑑 完全版
男の制服図鑑 完全版


これは学校の制服に限らず、男性が着用するいろんな制服が網羅されています。
が、個人的は絵に癖がありすぎるかな…とも思いました。
まぁ男性の制服の資料の絶対数が異様に少ないため、資料としては貴重なので、持っておく分にはいいかもしれないですね。
個人的には、学ランやブレザーを着用したイケメンばかりが掲載されている写真集を作ってほしいです。
この御時世、そこそこ需要はあると思うんですけどねぇ…。

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*服装やポーズは、一部『青春―トーキョースクールガール』を参考にしました。
posted by 一〇 at 03:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 衣装 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする